概要

「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」は、被災した校舎をありのままに保存し、震災や地域に関する貴重な資料とともに公開しているものです。校舎を目にし、荒浜にゆかりのある職員の声に耳を傾けることで津波の威力を想像し、非常時への備えについて教室では得られない学びが可能になります。

また、震災前の荒浜地域に関する展示を前に、美しい砂浜に面したこの地域の過去に思いを寄せることで、当時の日常生活の尊さが実感させられます。当たり前の日常は、いのちと暮らしを守ろうとする様々な人の思いや取り組みがあってはじめて成り立つものです。そんなことへの気付きを促す展示は、社会と関わる一人一人の生き方を考えたり、ともに生きていく集団としての学級や学年のあり方を考えたりするために格好の教材です。

震災前の荒浜地区(2007年撮影)
正面から見た仙台市立荒浜小学校の様子

荒浜地区は、仙台市中心部から東に約 10km 離れた太平洋沿岸部に位置しています。海岸線に沿うように歴史ある運河「貞山堀(ていざんぼり)」が流れ、その周囲に約 800 世帯、2,200 人の人々が暮らす集落がありました。 1873(明治 6)年創立の荒浜小学校は、海岸から約 700m 内陸に位置します。東日本大震災発生当時は 91 人の児童が通っており、職員や住民らと合わせて 320 人が校舎に避難。押し寄せた巨大な津波は 2 階まで達しました。

 

活用例

見学方法

  1. ワークシートを活用しながら展示を見学し、気付いたことを共有する。
  2. 映像資料を視聴した後、展示から荒浜地区の 3.11 の前と後、私たちの地域と未来を考える。
  3. 荒浜地区にゆかりのある職員の話を聞きながら見学する。※事前にご相談ください。

活用プラン

  1. 防災リーフレットをつくろう
    小学校高学年・総合的な学習の時間 震災遺構を活用した授業プラン(10時間扱い)
  2. 行事と連携した防災教育活動計画
    ①のコンセプトを基に発展させ、年間を通した防災教育として小中学校の行事と関連を図ったプラン
  3. 教科間連携を図った年間指導計画
    ②と各教科との関連を図った指導計画について、授業事例を交えながら

教材・資料

教員向け

震災遺構仙台市立荒浜小学校活用の手引き書

防災教育に少しでも役立てていただきたいと考え、震災遺構仙台市立荒浜小学校活用の手引き書を作成しました。探究的な見方・考え方や、自己の生き方を考える資質・能力を育むために、学校で行われている様々な学びにおいても活用いただけたらと思います。

手引書 [PDF]

児童・生徒向け

荒浜小見学で使える!ワークシートのアイディア

ダウンロードの上、児童生徒の実態に合わせ、アレンジしてご利用ください。

ワークシート [PDF] ワークシート [Word] ルビ付ワークシート[PDF] ルビ付ワークシート[Word]

教員向け

インタビュー: 阿部 淳一先生(元荒浜小5年担任)

震災当時、荒浜小学校の5年生の学級担任でいらした阿部淳一先生(現:仙台市立高森小学校校長)に、当時のこと、東日本大震災から9年が経過した今、これからに向けてお考えになっていることなど、インタビューさせて頂きました。

インタビュー: 阿部 淳一先生 [PDF]

実践事例をお寄せください

こちらで紹介している活用手引書はあくまでも参考例です。
各学校・先生方による様々なバリエーションの実践事例を募集しています。
ご提供いただいた事例は本サイトで紹介させていただきます。
皆さまの実践事例をお待ちしております。

基本情報

住所
〒984-0033 宮城県仙台市若林区荒浜字新堀端32-1 [GoogleMap]
電話番号
022-355-8517
開館時間
10:00 〜 16:00 ※入館無料
休館日
月曜日および第 2・第 4 木曜日(祝休日の場合は翌日)
祝休日の翌日(土日祝を除く)/年末年始
お手洗い
1 箇所(隣接する事務所内)。だれでもトイレあり
駐車場
普通車 77 台・優先 2 台・大型バス 5 台(無料)
URL
http://www.city.sendai.jp/kankyo/shisetsu/ruin_arahama_elementaryschool.html