震災体験と伝承活動に学ぶ/被災地実情班が気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を視察

9月24日(木)、被災地実情班が気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を視察しました。同伝承館は、震災の記憶と教訓を将来にわたり伝え続けるとともに、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」として活用することで、気仙沼市が目指す「津波死ゼロのまちづくり」に寄与することを目的とした施設です。被災した気仙沼向洋高等学校の旧校舎を震災遺構として保存し、地震や津波の爪痕を当時のまま残しています。

午前は、気仙沼高校元校長の荒木順氏のガイドにより、館内をご案内いただきました。全員が無事に避難した生徒や教職員の水平避難の様子や、校舎内に残った教職員による緊迫した垂直避難の様子について、詳しくお話しいただきました。また、がれきが散乱し激しく損傷した校舎などから、改めて津波の恐ろしさを実感しました。

午後は、伝承館前館長の佐藤健一氏、気仙沼高校主幹教諭の岸貴司氏、伝承館職員の福岡麻子氏の3名をパネリストとしてお招きし、震災当時の気仙沼市の状況や、震災を伝承することの重要性、さらにはその課題などについてお話しいただきました。

お話の最後には、防災について次世代に伝えたいこととして、「『いつでも震災前』という意識で備えること」、「災害を自分事として捉えること」、「子どもの語り部を育て、未来へ語り継いでいくこと」の3点が示されました。